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履き良い下駄、草履、雪駄の通販と実店舗販売
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2014年10月14日 (火)
カテゴリ:良心、モラル?
福島履物店の福島です。
昨日の事ですが、どうにも履きにくいので鼻緒の調整をお願いしたいと府中からご来店されたお客様がいらっしゃいました。持ち込まれた下駄はピ○ヒールの二石鼻緒の付いた物でした。お客様いわく「親指の下にあるふくらみが足に合わず痛くて歩けない」との事です。前坪の裏蓋を開けてみると軽装履きで使う瓢箪型の針金を入れて縛った後ホットボンドの様な物で固めてありました。これでは鼻緒を緩めることが出来ません。力技で前坪をそっくり交換するしかありませんね。企画 日本 製造 中国と表示があるのでまあこんな物なのでしょう。鼻緒の端の処理も手抜きがしてあり穴が切れ広がっていました。鼻緒自体も紙芯だけの固い鼻緒なので、鼻緒自体をそっくり交換するのが一番です。暫く考慮されたのちにお客様が出した結論は「下駄自体の形が悪くて痛くなるようなので、鼻緒を替えてもダメかも知れない開発秘話とか良さそうな事が色々書いてあったので期待してたのに! 直すの諦めます。 」でした。ピ○ヒール下駄を開発された方をどうこう言うつもりは全くありませんが、いまある下駄の形は1000年以上の歴史の中で改良淘汰されて現在の形に落ち着いているんです。先人の知恵を舐めてはいけません。右近下駄の爪先の反り、高低差はスムースに歩ける様工夫されています。二枚歯の下駄をよく見ると前の歯より後ろの歯の方が厚みがあります。これは歩行時着地の衝撃を受ける後歯の方が減り易いので、前後バランス良く減るように厚みを変えてあるのです。前坪が中心にあるのもちゃんと理由があります。一つには以前ブログにも書きましたが、左右を作ると接地角が大きくなり歩きにくくなるのと、左右を入れ替えて履けないので片減りし易いこと、前坪が中心に無いと左右方向の重量バランスが悪くなる事が上げられます。ピドヒールに関しては悪く言うつもりは全くありません。あれだけ手のかかる形状に加工しあの程度の価格で売るのですから、それはそれで大した物だと思いますよ本当。
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