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一本歯下駄の歯が抜けたとき
台の桐と朴歯の吸湿膨張性の違いにより乾燥する時期に歯が抜けることがあります
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一本歯下駄の歯が抜けた時の直し方について
一本歯や朴歯のような差し歯の下駄は土台となる部分と差し込む歯の材質が
違うので、乾燥する時期にはそれぞれの吸湿膨張性の違いから歯がゆるくなり
抜ける事があります。一本歯や朴歯のような差し歯の下駄は土台となる部分と差し込む歯の材質が違うので、乾燥する時期にはそれぞれの吸湿膨張性の違いから歯がゆるくなり抜ける事があります。
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1 厚さの違う紙を何枚か用意してください
抜けた歯の高さに合わせて紙を画像のように折ります。
この高さに対して歯が5分の2から7分の3程度入る位の厚さの紙を使用してください。
紙は事前に金槌で満遍なく叩いて厚さを若干でも薄くしておくとよいです。抜けた歯の高さに合わせて紙を画像のように折ります。この高さに対して歯が5分の2から7分の3程度入る位の厚さの紙を使用してください。紙は事前に金槌で満遍なく叩いて厚さを若干でも薄くしておくとよいです。
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2 歯を叩き込みます
歯が左右にずれないように慎重に歯を叩きます。
あまり厚い紙を使うと歯が完全に入りきらないのでご注意ください。
それを無理に叩いて奥まで入れようとすると下駄が壊れることもあります。
あくまで自己責任の修理です。
この時は歯に傷が付かないように当て木をして叩くことをお薦めします。
叩いているうちに歯の位置がズレてきたら当て木をして横方向から叩き修正します。歯が左右にずれないように慎重に歯を叩きます。あまり厚い紙を使うと歯が完全に入りきらないのでご注意ください。それを無理に叩いて奥まで入れようとすると下駄が壊れることもあります。あくまで自己責任の修理です。この時は歯に傷が付かないように当て木をして叩くことをお薦めします。叩いているうちに歯の位置がズレてきたら当て木をして横方向から叩き修正します。
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3 完全に入ったら
歯が完全に入っていると硬いもので歯の部分を叩いた時に澄んだ高い音がします。
低く鈍い音の場合は未だ弛いので横から歯を叩いて抜き取りもう少し厚い紙にかえて1からやり直します。
歯が完全に入っていると硬いもので歯の部分を叩いた時に澄んだ高い音がします。低く鈍い音の場合は未だ弛いので横から歯を叩いて抜き取りもう少し厚い紙にかえて1からやり直します。
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4 仕上げ
歯が完全に入ったら力加減に気をつけてカッターではみ出ている紙だけを切り落として完成です。
本当は経木を使うのが理想的ですが、厚さの異なる経木を何枚も用意するのは一般的に困難なので紙で代用します。歯が完全に入ったら力加減に気をつけてカッターではみ出ている紙だけを切り落として完成です。本当は経木を使うのが理想的ですが、厚さの異なる経木を何枚も用意するのは一般的に困難なので紙で代用します。
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2024年11月16日
大角下駄が入荷しました。
2024年11月16日
大角下駄が入荷しました。 -
2024年11月10日
鼻緒の挿げ替え
2024年11月10日
鼻緒の挿げ替え -
2024年8月15日
夏季休業のおしらせ
2024年8月15日
夏季休業のおしらせ
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